ぼくが初めて一眼レフカメラを持ったのは、大学時代にユーラシア大陸を一人旅したときでした。
当時はまだフィルムの時代。大きなカメラを首からぶら下げて街を歩き、子供たちを撮ってあげるととても喜んでくれたのを今でも覚えています。カメラはコミュニケーションのツールにもなる。そのことを最初に学んでから旅に出ては現地の人たちにカメラを向けてきました。そのなかで僕自身子どもたちのウケがいいことに気づき始めたのです。
やがて日本でも友だちや知り合いの子どもや家族を撮りはじめ、50歳を機に本格的にプロカメラマンとして撮影をするようになりました。